JPBAパーソナルビジネス経営コーチ
安次嶺 実奈子(あしみね みなこ)です。
皆さんが、ひとりでビジネスを始めた場合
ご自身の時給はいくらだと思いますか?
そして、
「お客さんに私は時給いくらです!」
とはっきり自信を持って言える時給
はいくらですか?
今日は、某上場会社に3年目で
勤務されている25歳女性の方
の事例を元にお伝えしていきます。
この女性との出会いは
JPBAの経営勉強会に参加後
経営相談を受けて下さったのが始まりです。
その時は、
ひとり起業を始めたいと決意を
持っての相談でした。
凄く、正義感と責任感のあふれる
素敵な女性だなというのが第一印象でした。
この女性にも冒頭にもあった質問と
同じ質問を始めにしました。
私:
ひとりでビジネスを始めた場合
「お客様に1時間、あなたのサービスにいくらの代金を請求しますか?」
生徒さん:「自信がないので500円ですかね・・・」
それを聞いて、とてもショックでした。
某上場企業に勤められていて
スキルと想いの強い方なのに
サラリーマンとして働いた時にもらえる
最低低賃金よりも低い金額
「時給500円でしか働けない」と
感じているということに
凄くショックでした。
現在のお勤め先には、昔からの夢で
それを叶えるために必死に勉強と努力
をして入られていたので、
時間とお金を一番費やして諦めずに
チャレンジし続けたことで現状があるわけです。
おそらくですが、現在のお勤めの年収も
平均年収以上あるようなイメージでした。
そんな能力の高い方なのに
「こんな会社を飛び出したい!」と
飛び出してひとり起業をすると
自分の価値は「時給500円」に。
もちろん、ご本人の「価値」は
そんな低いものではありません。
正しい起業の方法やご自身の強み
お客様から求められていることが
わからないから、自信がないだけで
本当は「時給1万円」以上の働きが
できる方だと思います。
この現状は、この女性が悪いわけではありません。
起業初期によくあることで、
「自分の価値に自信が持てない」
これには、様々な原因がありますが
・自分に自信がない
・自信が持てる商品がない
・直接、お客さんに販売したことがない
・お客さんを自分集めたことがない
・お金のやり取りに慣れてない
など様々です。
では、どうやって自分に自信を付けるかというと
まず初めに大事なのは、
「本気で自分のビジネスを変えて
自分で人生を選べるようになる!と決めること」
えっ!?そんなこと?
と思われるかもしれませんが、
いくら方法論を教わっても
実行に移せないと何も変わりません。
(これは、今までの経験上断言できます)
本気で変わる!
絶対今の状況から抜け出す!
自分の商品を通して多くの人を助けるんだ!
そのためには、
24時間ビジネスのことに時間を費やす!
(極端すぎますが)
それくらいの決意がないと
スタートラインには立てません。
次に、想い「決める」と同時に
「期限」を決めることも重要です。
例えば、
・1年後には、毎月100万円稼げるようになる!
などです。
いつまでにいくらというような
明確な数字が分かると
逆算して戦略を練ることができます。
今回の女性は、3か月後の目標を立てました。
・人生を選べる人になる。スタートラインに立つ。
(具体的には、独立するのかそのまま務めるのか)
しかし、今の状況では起業する力が足りないため
独立は無理・・・(時給500円では、生活できません)
このように、選択できない状態でしたので、
まずは3か月で「起業力」をつけて
どちらも選べるようになりましょう。
ということで、決まりました。
結果から先にお伝えすると、
3か月後、「時給1万円の商品」を作ることに成功し、
お客さんに会うためにセミナーを自主開催
できるまでになりました。
それでは実際に、彼女が3か月で行ったこと
を「8つのステップ」でご紹介します。
①「起業しようと思った理由を明確にする」
★自分のブランドストーリーの深堀
(個人理念と言います)
生まれた時から、現在までを振り返り
最高の出来事、最悪の出来事を3つづつ
出していきそれらの共通点を見つけて
これまでの人生の中でキーパーソンを見つけます。
その人が、今後のお客さんになります。
★次に、ビジネス理念に必要な
「3つの要素」を明確にします。
①ビジネスで誰の役に立ちたいのか
②どんな価値を提供するのか
③ビジネスを通して、どんな社会にしたいか
これらを組み合わせて、ビジネス理念が出来上がります。
ビジネス理念を作るときに、気をつけたいことは
▶かっこいい言葉を並べずに、
自分にしっくりくる言葉を使う
▶10回口に出して違和感がないか確認する
▶人に応援されそうな理念になってるか確認
▶出来上がったら、紙に買いて見える所に張る
これができると、
自分のブランドストーリーとセットで
起業スタートした理由が話せるようになりますので
自己紹介・名刺交換だけで受注が受けられるように
なる人も多いです。
長くなりましたので、2ステップ目は
次回配信します。