【コラム記事】昔話『三年寝太郎』と学習障害
読む、書く、数字が苦手な人たち
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こんにちは。
日本パーソナルビジネス協会
理事の西尾順です。
日本の昔話で「三年寝太郎」って話知ってますか?
3年間眠続けた、一見するとただの怠け者の男が、
とつぜん起き出して村を救うという話です。
小さな頃に聞いた
その昔話を今でもよく思い出します
そして
「自分に似てるなー」
と思います。
わたし自身、発達障害があるようで
普通の人が簡単にできることも
時間がかかってしまいます。
親に怒られようが、
先生に怒られようが、
てこでも動かず学校を休んででも、
考えて、考えて、考え込んでしまう。
本当に面倒くさい性格です。
大人になってから知ったのですが、
どうやら学習障害(発達障害)と言うようです。
学習障害とは、基本的には全般的な知能発達に遅れがないものの、「聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する」能力のうち特定のものの“習得”と“使用”に困難がある人のことを言うそうですが、
その障害は大きく分けて3つあるようで、
●読むのが難しい
読字障害(ディスレクシア)
文字とその文字の音が一致しない、勝って読み、飛ばし読み
●書くのが難しい
書字表出障害(ディスグラフィア)
文字が左右反対になったり、一部分しか出なかったり、誤字脱字、文字の大きさが均一にならない
●数字が難しい
算数障害(ディスカリキュリア)
数字・数式の扱いや単純計算が苦手
と、まぁこんな感じなのですが、
わたしも読む、書く、数字が苦手です。
特に書くのが苦手で、
なかでも漢字が苦手です。
単純に手で書くことができないので、
パソコンやワープロが
この時代にあって本当に嬉しいです。
・・・そんな幼少期を過ごしたためか、
とにかく深く考えてしまいます。
よく他人からは
「戦略家ですね」
なんて言われますが、
早く行動できないので
結果的にそのように見えてるのかも
知れませんね。
昔話、「三年寝太郎」は
そんなわたしにそっくりです。
3年間眠続け、エネルギーをためて、ためて、
とつぜん起き出して村を救う!
そう思うと、この障害も
ゆっくりした性格も良いものだと
今では思っています。
先日、友人と「三年寝太郎」の話をしていたら
「いつまで寝てるの早く起きて!」
と言われてしまいましたが、
自分でも不思議ですが、
それを言われてさらに「う〜ん」って
貝になって考えてしまう。
短期的に成果を出す。
実行力がある人に憧れます。
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日本パーソナルビジネス協会
理事/企業顧問
西尾 順 / Jun Nishio
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