【西尾順の好き本シリーズ02】
今日の本:『デザインの輪郭』
著者:深澤直人(ふかさわ・なおと)
こんにちは。
日本パーソナルビジネス協会
理事の西尾順です。
今日の本:『デザインの輪郭』
著者:深澤直人(ふかさわ・なおと)
デザインという仕事を20年ほどやってますが、
やっぱりデザインって「哲学なんだなぁ」って思います。
デザインの最初は、センス、技術、オリジナリティ、に行きますが、
お客さんの「なぜ?」に対して応えていくと、
それぞれの価値観、考え方、モノの見方、生き方が見えてきます。
デザインそのものは、デザイン学校で教えてもらえます。
学生もまた、技術を欲しがり、表現力を高めていきますが、
卒業して、デザイナーになったら、途端に正解が見えなくなってきます。
自分のセンス(武器)だけでは歯が立たなくて、
プチ挫折を感じてしまいます。
そんな時、この本と出会いました。
深澤さんは、プロダクトデザイナーで、
+−0、無印良品、21_21 DESIGN SIGHT、
グッドデザイン賞審査委員などに関わっている人です。
この本で好きなのが、
「デザインは行為に溶け込んでいる」という部分です。
–以下抜粋(編集)–
デザイナーは、デザインをするために
モノをこねくり回して、デザインっぽくするが、
結局は使われないでオブジェになることがある。
人は、行為の中でデザインを楽しんでいる。
壁は、仕切るためでもあり、人によりかかるためでもある。
「付加価値」を求める人の期待に応えようとすると、
ふつうのことをやる人がいなくなる。
しかし、ふつうの中に価値はすでに存在している。
デザインとは付加価値を与えるモノではない。
「デザインは特別なものを、センスのいいものを、
きらびやかなものを作るための手法や技術ではない。
相手がなにを求めているかを知り、
相手の求めているものを見つけ、
相手の求めているものを作ることにより、
自分と相手双方が幸せになるための道である」
–以上–
デザインとは「価値を見直す《気づき》」という
ことに震えたのを思い出します。
しかし、今になって思えば、それは
ビジネス力を鍛えるのにも
役立っていたのかもしれません。
「日常にある“ふつう”はすでに価値を含んでいる。
良い価値を見直す(気づく)ことで、
相手の求めているものを作る。」
良い言葉ですねー。
デザイナーはもちろん。
それ以外の人にも読んで欲しいです。
注意:具体的な正解が書いてあるわけではないので、
やり方を探している人には向かないかも知れません。
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日本パーソナルビジネス協会
理事/企業顧問
西尾 順 / Jun Nishio
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