【コラム記事】
30万円と300万円のホームページの違い
《「友だち価格」は安いの?高いの?》
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こんにちは。
日本パーソナルビジネス協会の理事
経営幹部リーダー育成・企業顧問の
西尾順(Nishio Jun)です。
本日は「ホームページ」について
話そうと思います。
わたしがはじめてパソコンを触ったのは
Windowsがまだ3.1の時代(MS-DOS全盛期)ですので、
1991年でした。今から約29年前です。
中学卒業からやっていたパソコン通信を経て、
インターネットを1995年からはじめ、
最初にホームページを作ったのも
1997年のHTML3.0の時代です。
その頃は、ホームページを作れるだけで
「すごねー」っとありがたがられた時代でした。
ホームページは社長さんが自慢するツールで、
ホームページから仕事がきたり、
問い合わせが来たりするわけでもなく、
ホームページがあることで新聞に載り、
会社の社会的地位(ステータス)としての
役割があった時代です。
これまで、いくつものホームページを
作ってきましたので、そのまま続けていれば、
お金持ちになったかも知れません。・・・が、
仮想世界ではなく、
触れる物が好きだったわたしは、
紙のデザイン(グラフィック)や
ブランディングの世界に飛び込んでいったので、
その後は、どっぷり紙媒体をやっています。
もちろんホームページが作れないわけではないので、
フリーランス時代は、頼まれれば
仕事として引き受けていました。
●
あるとき、会社の社長さんから
ホームページ制作の相談がありました。
いろいろと話を聞いて、
ブランディングや商品設計、
経営の話などをした後、
見積を聞かれたので
300万くらいだと思います。
とお見積もりを渡しました。
数日経って、
その社長さんから
友だちがホームページを作ってくれると
言ってるのでそっちにします。
というお断りの連絡がありました。
もちろん、
それはいいのですが、
ちょっと気になってさらに聞いてみました。
「どこか問題がありましたか?」
すると社長さんが、
「いやー、西尾くんのも良かったんだけどね」
「【友だち価格】で30万円で作ってくれるって言われたんで
今後の人間関係もあって、そっちにするよ」
明らかに、値段が安い方を選んだのは分かったのですが、
それで別のデザイナーさんがごはんを食べられるなら
それは嬉しいことでもあります。
ですから、すぐにこう返しました。
「それは良かったですね」
「ではまたよろしくお願いします」
そう言って電話を切ったのことがあります。
では、実際に
30万円のホームページと
300万円のホームページは
何が違うのでしょうか?
この話、いろいろなデザイナーさんに聞いても
答えられる人は多くありません。
「用途によるかなぁ〜」
「デザインのクオリティでも変わるしね」
「プログラムとか、セキュリティが…」
「これまで作った制作実績はあるの?」
「今はそんなにかからないよ」
いろいろと答えが返ってきます。
もちろん、直接クライアントと話してないので、
具体的でないだけに聞かれても困ると思います。
しかし、
答えはすごく簡単です。
ホームページを使って
【お金を生み出す】ことができるかどうか
がカギになります。
月商100万円の会社が
ホームページを200万円で作って、
月商が300万円になれば、
投資としても良い買い物だと思います。
しかし、
200万円かけても
月商が100万円で変わらないのであれば、
なにもやらなかった方がマシです。
投資としても失敗になります。
結論から言うと、
お金を生み出すまで
無料でホームページをつくって、
お金が出来たら、30万でも300万でも
必要な戦略や予算に応じて
デザインを頼むことをオススメします。
それでは、ここで
ホームページの制作依頼で
よくある失敗依頼のパターンを
箇条書きにしてご紹介したいと思います!
<よくある失敗依頼パターン>
・かっこよく作って欲しい(社長の見栄)
・ホームページを作ってほったらかし
(アクセス数や問い合わせなくて死んでいる)
・アクセス数をちまちま増やすのがめんどくさい
(広告で一発逆転!またはメディア掲載を狙う)
・ブログやSNSの投稿方法が分からない
(やっても三日坊主で終わってしまう)
・ホームページの運営がめんどくさい
(社長やスタッフのモチベーションが低い)
・そもそも、なんのために作るのか分からない
(売上が上がれば、何でもいい)
…とまだまだありますが、
ここから先は経営の話なってしまうので
割愛したいと思います。
デザイナーをやっていて、
依頼者である社長の言っている意味が
分からなくて困ることが多々あります。
なんで?それつくるの?
お客さんのこと本当に分かってるの?
誰が喜ぶの?こんなに安くして大丈夫?
っていうか
従業員の目が死んでるけど、
この会社大丈夫?
という心配と疑問がよぎります。
一番困るのが、
商品はあるけど、お客さんがいない、
または、お客さんを決めていない会社さんです。
市場のポジショニングとか
せめてこれまで購入した方の
インタビューとかしてないですか?
と聞いても
「じゃ、西尾さんが決めてください」
と平然と言ってきます。
「え!マジで!」
とビックリしてしまいます。
やはり、経営の観点からビジネス展開を理解しないと
本当に必要なホームページは作れないのかも知れませんね。
それでは、最後に
これからホームページを作る人のために
ホームページを作るときに気をつける
ポイントをお話ししたいと思います。
これはブランディングや
リアルな新商品の販売でも一緒です。
ホームページ(商品)は
ただそこにあっても
何も起きません。
お客さんに
①知ってもらい
②理解してもらい
③好きになってもらい
④試してもらい
⑤定番になる
と、お客さんを①から⑤へと
向かわす必要があります、
知ってもらう活動として、
SEOや広告、紹介、
SNSやブログへの投稿、
メルマガや冊子などすることで
アクセス数を増やしていきます。
本当に当たり前のことすぎて、
ホームページを作ったことのある方からすれば
物足りないかも知れません。
しかし、忙しい社長さん、
1,2ヵ月で売上をどうにかしたい社長さん、
生活の安定がほしいひとり社長さんは、
これができません。
そしてこう言います
「投稿って毎日じゃなくて良いんですよね」
「忙しいからメルマガは書きたくないです」
「いちを少しやってるんですよ。売上ないけど」
そして、最後には
わたしから下記のような言葉を
引き出そうとして頑張ります。
「ええ、本当にそうですよね」
「だから、出来る範囲内で大丈夫です」
「社長がやりたいときでいいと思います」
いろいろと見ていると、
ブログやメルマガをやっても、
売上につながるのは3ヵ月や半年かかるそうです。
「急がば回れ」ですね。
地道に一歩一歩やるしかないようです。
p.s.
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