【社長経営コラム】No.025
【売上停滞を脱出!】6ヵ月で年商2億→3億円になった
ポジショニング戦略と仕組み化
社長が頑張りではなく経営の仕組みが問題
今日のテーマは『 なぜ売上は伸び悩むのか?社長の努力ではなく仕組みが問題 』についてお話ししたいと思います。
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今回お話しした社長様は、年商2億円、事業歴5年、システム会社をしているA社長です。
A社長は社員数5名で外部エンジニアを数十名かかえながらビジネスをしていました。
そんなA社長から経営相談に来られてました。
A社長は、面談の席に着くなり口火を切り始めました。
「うちは仕組みというものが上手く機能していません。
そのため、この2年間売上が増えていません」
そこで、JPBAでお伝えしている
「経営の仕組み」で確認していくと、
次のような課題が見えてきました。
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・たった1人の理想のお客様のために
・どのような課題に対して
・どのような解決方法を提供し、
・顧客にどんな未来を創るのか
(お役に立つ価値の明確化)
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これはすべて揃っていないといけませんが、
所々足りないところがありました。
これが決まらないと、
お客様に必要とされず、刺さらず、
競合と比較して何が強みがが分からず、
その結果・・・
お客様に選ばれるポジショニングが
創り出せない状態となります。
裏を返せば、競合よりも安い商品を、
たくさん売って、売上を伸ばす
「ザ・薄利多売」をしている状態と言えます。
そして、社員やスタッフ、社長の労働時間が増えていき
労働時間が限界になり、労働生産性が上がらず、
まさに現状のように売上が伸び悩むということになります。
これは企業のブランディングにも大きく影響します。
ブランディングは、価値を上げて、
企業とお客様がが長くつながり、
圧倒的に競合他社よりも選ばれ続けるために必要です。
このブランディングは、ポジショニングがあって
はじめて成り立ちます、ポジショニングにより
お客様に明確に選ばれる理由がある、だから、
事業成長が強化されていきます。
ポジショニングが出来ていないのに、
売上を伸ばそうと集客を頑張ると、
成果がでないどころか、いつまでも
「業績が伸び悩む状態」となります。
次に、経営の仕組みが出来ていない企業の
大きく分けて2つの特徴について
お伝えしたいと思います。
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社長の仕事を、社員・スタッフに移譲する
経営の仕組み化が出来ていない
「年商数億円企業」が、
【売上停滞】となる理由として
大きく分けて次の2つに分けることができます。
1)ビジネスモデルに問題がある
そもそも、事業をする上で「ビジネスの種類を選ぶ」、
「ビジネスモデルを設計する」までは行っていると思いますが、
そのビジネスモデルが理想通りになるのか、
将来スケールし、成長や収益があるのか、
また、人を採用して労働時間はどれくらいかかるのか、
そのビジネスモデルは儲かるのか?儲からないのか?
最初に紙の上で計算する必要があります。
よくあるケースとして、例えば、
1人社長の延長線のままで
手間と単価が見合っていなかったり、
昭和の時代の古いビジネスモデルだったりで、
年商数億円の規模で停滞することになります。
2)仕組みに問題がある
ビジネスモデルがある程度出来ていても、
仕組みが完成していないため成長軌道に乗り切れず、
「社長が頑張る」ことで会社を回すケースが
これに当たります。
システム化された組織、
仕組み化された事業
ではなく。
社長が頑張ることで会社を回す
というケースがこれに当たります。
次に、簡単に10問のチェックリストで
実際の自社の仕組み化度を確認してみてください。
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<仕組み化チェックリスト>
1,社長が常に現場にいなければならない
2.売上・営業が社長(役員)に依存している
3.スタッフが指示待ち状態
4.仕事量が増えると業務が混乱する
5.社長が常に雑務・フォローに追われている
6.まとまって3日以上の休暇が取れない
7.スタッフが成長しない
8.経営が感覚的で、数字に基づく管理がない
9.クレーム対応が社長に集中する
10.経営ビジョンが曖昧、次のステップが見えない
モヤがかかっている感じがする
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もしも5つ以上「はい」がある場合、
今すぐ仕組み化が必要です。
どちらも一見「年商数億円での停滞」ですが、
その原因は異なります。
原因は異なるのに、結果は同時に起こるので
当事者である社長からすれば混乱するのは当然です。
先ほどご相談に来られた年商2億円、システム会社をしているA社長も
まさにこの2つの理由で【売上停滞】となっていました。
売上を見ると確かにこの2年間、わずかな増加はあるものの、
年商2億円で推移しています。
「停滞の理由が分かりました。
しかし、理由は分かったとしても、
具体的にどこから手を付けて良いのか
分からないですし、
これは1人では出来そうもありません」
会社の唯一の強みは「A社長の営業力と人脈」だったので、
社員やスタッフは社長にべったり寄りかかっている状態でした。
「これは根本から解決しないといけないですね。
ぜひ、経営の基礎から学ばせてください」
とA社長は神妙な顔で言われました。
それから6ヵ月間の研修を受けて、
経営戦略や組織づくり、ビジネスモデルの見直し、
ポジショニングや仕組み化を行い、
年商2億→3億円を達成しました!
「一番嬉しかったのは、
『社長しかできなかった営業』が
『社員でも売れるような仕組み』が出来たことです」
打ち合わせも大事なもの以外は
すべて社員がやるようになりました。
高単価の商品も売れ、
大きなプロジェクトにも参加することが決まり、
単月の売上は3倍となりました。
最後にご感想として
「6ヵ月間、正直大変でしたが
結果が大きく変わって嬉しいです。
JPBAで経営を学ぶ前と、今とでは、
ビジネスは大きく変わりました!
ありがとうございました!」
と喜びの声をいただきました。
世の中の多くの経営者は「困っている事があっても1人でなんとか解決しよう!」という頑張っています。しかし、それがなかなか出来ずに「いつか出来るだろう」と何度も繰り返しになってしまっています。
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お待ちしております!
最後までコラム記事を読んでくださり、ありがとうございます。
JPBA代表理事/組織設計アドバイザー
西尾 順(Jun Nishio)