【JPBA西尾】No.004:《後編》社長が10億円を目指す『会社システム』の法則【02】

西尾 順(JPBA代表理事) JPBA経営者コラム

【社長経営コラム】No.004

No.004:《後編》社長が10億円を目指す
『会社システム』の法則

こんにちは。

社長が経営を学べる協会
JPBA理事の西尾順(にしおじゅん)です。

このコラムは5000人の経営相談から
ピックアップして社長の会社経営を
お話ししています。

今日のトピックはこれ!

【社長経営コラム】No.004
「社長が10億円を目指す
『会社システム』の法則」について、
【後編】をお話ししたいと思います。

※前編をまだ読んでない方はこちら
https://jpb.or.jp/?p=13020

【開発】と【展開】の2ステップ

会社システムの構築には、「人の問題」イコール【採用、教育、解雇】というマネジメントや人事に関わる問題が必ず起きるという話を前編でお話しさせていただきました。

5000人の社長さまの経営相談をお話しした中で、一番長くお付き合いさせていただき、急成長した社長様を例に今回はお話しさせていただいております。

その社長様は、複数の教育事業と経営コンサル事業で、起業して数年で数千万、億が見える所まで、あっという間に昇っていきました。

労働時間削減と仕事の効率化、事業の仕組み化を進めていき、順調に【会社システム】の完成を目指して行ったのですが、やはり「人の問題」にぶつかってしまいました。

能力の高い優秀な社長であればあるほど、この問題にぶつかってしまいます。

この壁を乗り越えるためには、「会社システム」を構築するための2つのステップが必要です。

会社システムの構築は、【開発】と【展開】という2つのステップを踏んで行きます。

開発は・・・戦略から戦術へとしっかりとした仕組みをつくり、儲かる事業モデル
展開は・・・出来た事業モデルを横に広げ、より大きく・安定して・継続的に儲ける

先ほどもお話ししたように、開発では、事業の仕組み化をしていきます。「信用力の高いブランディング」、「利益率の高い商品づくり」、「しっかり回収できる決済システム」、「お客さまから「買いたい!」と言われるセールス」、「理想のお客さまを見込み客として集客できる」、「ファンであるお客さまから継続的に受注をもらえるプラットフォーム」、この一連の仕組みが出来る事で、次の「展開」へステップが移ります。

開発が終わった事業が次へ「展開」するためには、「より多くのお客さまを開拓する」、「販売促進への広告・PR費用を倍増する」、「支店や営業所、店舗をつくる」、「オウンドメディア・web記事・SEOへの流れをつくる」、「外部制作チーム・営業部隊をつくる」など大きく儲けるために仕組みを展開する事で売上があがっていきます。

1億のビジネスを2個つくれば2億、10個つくれば10億となります。この展開には、その展開を機能的に支える【本格的な組織】が必要になります。

どんなに能力のある社長でも、一人では出来る事も限られています。本格的な組織という「ロケット」を作るにはみんなの力が必要です。

開発から展開での3つの問題点

開発から展開へと事業を成長させるときに、3つの問題が起きてしまいます。
これはどんな会社にも起こりうる問題です。

その問題とは・・・

1)社員が好きな仕事を、好き勝手にしたい。(ラクな現状維持)
2)人がいると話すのが面倒だから、一人で仕事がしたい。(個人成果主義)
3)教育がめんどくさいから、外注のみで人を雇いたくない(少人数プロチーム制)

と、この3つの理由は良く聞く問題点です。

この中で、成長している事業の社長がよくいうセリフが「教育がめんどうくさいから・・・」というセリフです。結局、組織ってどうやって作ったら良いか分からないですし、先ほど話をした「人の問題」の解決方法として、「採用、教育、解雇」の具体的なやり方も分かりません。

そんな事よりも、すぐに売上を上げたいとから、新規事業や新商品に目が行きがちです。

そして、一番の心のどこかに「人って時間が掛かるし、手間も掛かる」とか、「結局、教えてもすぐ辞めるんでしょ!(裏切る・信用できない)」という気持ちがよぎってしまいます。

オススメは、最初は小さくアルバイトや掃除の人か雇う練習をすると、だんだんと人を雇う事に抵抗を感じなくなりますし、一人でも人を雇う事で「事業の仕組み化」もより完成に近づきます。

すでに人を雇っている方は、営業や制作・納品など直接的に売上に関係している業務のためだと思うので、総務など間接的に売上に貢献する人を雇うとすごく助かります。

事務や銀行、補助金の申請、毎月の決まったルーティーン作業、資料作りなど、お願いできる人がいるだけで、社長の頭の中が軽くなり、仕事のスピードが早くなるのでオススメです。

一時的に売上を下げてでも取り組む「本格的な組織づくり」へ

開発から展開へ、事業を拡大するには「人の問題(採用・教育・解雇)」を解決せずに進める事はできません。これを解決するためには、時間が掛かりますし、一時的に売上が下がってしまう事もあるかもしれません。しかし、「本格的な組織」になるためには長期的に取り組んで損はないと思います。

今日の社長さまは、一時的に売上を下げて「人の問題」を解決することを目指しました。

そして、社長として3つのことを止めると決めたそうです。

1)営業しない。クロージングを任せる(セールス・マーケティング)
2)お客さんとの打ち合わせを任せる(商品管理・品質管理)
3)社内開発ミーティングに出席しない(企画・事業運営)

あなたは何から止められそうですか?
または、いつから止める予定ですか?

もしよかったら、一つでも取り組んでみてください。

最後までコラム記事を読んでくださり
ありがとうございます。

JPBA理事 西尾 順

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JPBA代表理事|西尾順

一般社団法人 日本パーソナルビジネス協会(JPBA)、日本で唯一の実践経営と経営人材育成が行える協会、代表理事・組織設計アドバイザー。企業経営の存続を左右するブランディングの世界にあって、東京都から「経営人材の教育事業」として経営革新の承認をいただき、80%の企業で売上アップの成績をあげる。中小企業の経営相談数は、5000社以上を超え、1年を通してアメリカ・マレーシア・日本の各地から社長様・経営者様のご相談を伺う。その結果、事業の仕組み化、組織設計、会社経営など、ブランディング経営を通した顧客満足度は非常に高く、年に10回、日本各地やオンラインで行われるセミナーや勉強会に、数多くの経営者が詰めかける。また、ブランディングからデザインを一貫して行う「株式会社 クール・アンド・クレイジー」代表取締役として活動する。

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